概要
ゆりいかアプローチ とは
不登校対応の目的は,子どもが学校に通えるようになることではなく,長期的な目で見て子ども本人が豊かな社会生活をおくれるようにサポートすることです。
学校現場でもだんだん不登校に対する認識が変わってきて,登校を無理強いしないなどの対応は一般的になってきました。不登校初期から中期段階においては、学校以外に頼るところがないことが多く、学校の存在は大きく子どもの状態に影響します。すでに、不登校についていろいろ取り組まれていると思いますが,「学校復帰」をめざさない、「子どもの豊かな将来」につながる不登校対応について一緒に考えていきませんか。
ゆりいかアプローチは,子どもの成長を願う教職員であれば、誰にでもできる不登校対応の一つのアプローチです。学校教職員が保護者と連携して子どものサポートを行うために開発されていますが,教職員が生徒本人に対して行っても変化が見込まれることが分かってきています。
また,このアプローチは保護者自身が学ばれることで,学校に足が向きにくいお子さまに活用していただくこともできます。
<ゆりいかアプローチ>の3E
* Empathy(共感)- どういったことで困っているのか,どういう心配を抱えているのか,保護者と教員が一緒に思いを巡らせることで,同じ土台の上で手立ての方向性をそろえて足並みをそろえます。
* Elicitation(誘出)- 教職員,保護者等それぞれの観点で見た時に,子ども本人の今の姿がどのような状態なのかを共に確認します。そして,その上でどんな手立てが効果を表しそうなのか話い合い,お互いの持っているリソースを提示し,今後の手立てを考えます。
* Encouragement (勇気づけ)- これまでに出てきた手立てを試してみて,その手立てを継続するのか変更するのかを振り返ります。
ゆりいかシート とは
ゆりいかアプローチをしやすくするために開発されたコラボレーションツールです。
名称:ゆりいか研究会
主な会場:京都府京都市上京区藤木町795-5 Colis西陣