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フォーラム記事
Kaori
元教職員
2023年10月08日
In ゆりいか広場
表題のつどいに主人と共に行ってきました。
高垣先生の記念講演の内容では、子どもをありのまま受け止めることの大切さを改めてかみしめさせていただきました。今までも何度も先生の講演を拝聴させていただいてきましたが、その度に日頃ゆらぎかけた思いを新たに胸に抱き直し、また子どもたちに向かっていく勇気と希望をいただいています。
記念講演以降はずっと高校の分科会に参加させていただきました。それぞれの思いを共有しながら、こういった若者が安心して社会に出ていけるように研究会も頑張っていかなければという気持ちを強くして帰ってきました。
お世話になった皆さま、ありがとうございました。
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Kaori
元教職員
2023年9月23日
In ゆりいか広場
不登校そのものは多様な育ち方の一つだと思っていますし、不登校そのものは問題ではないと思っています。問題ではないとすれば、解決すべきものもなくなることになります。私は何が気になって支援をしているのかということをもう一度考えてみました。
一つ目として出てきたのは、不登校の子どもたちに最適な育ちの場がないことだと思っています。不登校の子どもたちは状態が一様ではありません。もちろん個々に状況は異なりますが、大まかに言っていくつかの段階に分けられるかと思います。エネルギーがどん底までなくなったのち、少しずつエネルギーをためて動き出せるようにるというのが一般的な見方です。そのため、私は不登校の対応として「カウンセリング」「コーチング」「コンサルティング」の3つが必要だと説明してきました。
まず、最初の段階としては自分の気持ちを整理して現状を見つめるためのカウンセリングが有効だろうと思います。そして、その後その子どもの発達状況に応じて必要なリソースを使い、心の栄養素を上手に与えながら子どもの素質や能力に応じて育成していくコーチングが欲しいです。そして、子どもが自分で動くようになれば、やり方や今後について相談にのるようなコンサルティングという形に移行していくかと思います。
現在の不登校対応では、カウンセリングにはつなぐもののその後の道筋が明らかになっていません。フリースクール等で行っているのが後半のコーチング、コンサルティングにあたるところかと思いますが、子どもたちの興味関心をのばしたりのびのびと人とかかわることを目的にしていることが多いかと思います。
本来は、学校教職員というのは子どもの発達に寄り添うプロだと思っています。どの年齢でどういったことが身についていてほしいのか、その年齢における発達課題が何なのかを一番知っているはずです。ところが、不登校になって時間がたつと学校教職員とのかかわりがへってしまいます。そこには、学校教職員の不登校理解が進んでいないため、下手なかかわり方をされるぐらいなら接触を減らした方がよいという悲しい現状もあります。
前回の記事にも書いたように、不登校の文化圏と学校の文化圏の間には大きな大きな山があります。少しでも学校文化圏の中に不登校を理解する人が増えてくれば、多様な子どもの育ちを支えられる学校文化になるのではないかと思っています。
不登校の子どもたちに直接対応し育てる場所はどんどん増えています。けれど、学校教職員の理解が進まなければ根本的な解決には向かっていかないと感じています。大変な作業になるかと思いますが、支えてくれる周りの方々の力を得て、力尽きるまでできることを頑張ってみたいと思います。
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Kaori
元教職員
2023年9月16日
In ゆりいか広場
不登校の理解を広めようと頑張っていますが、なかなかうまくいきません。
不登校支援者や経験者の間では「当然」と思われているような内容が、学校文化の中では理解を得られないと感じることがよくあります。学校文化の中ですごしていると、自分が間違っているのではないかと心が折れそうになることもありますが、不登校支援者が集まる場に行くと私の考えが支持・評価されていることがありその度に気持ちを新たにしてエネルギーをいただいています。
また、それ以外の社会においては特に高校生年代の不登校についてはなかなか関心があつまらず、個の問題に帰されてしまっているように感じます。
不登校の支援者や経験者たちの文化圏と、学校現場文化圏、それ以外の社会という文化圏の間にそれぞれ大きな山があって、お互いの文化交流がほとんどないようなイメージが浮かびます。
なんとかして、それらのやまに小さくてもいいからトンネルを作り、互いのアクセスをしやすくすること、そして間に「道の駅」という交流の場を作ることでそれぞれの人がいろいろ感じてくれたらいいなと思っています。
頑張ります。
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Kaori
元教職員
2023年9月13日
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Kaori
元教職員
2023年4月01日
In ゆりいか広場
今までも話に出ていましたが、ようやく次の一歩を進めたようですね。ただ、この条件を間違って利用されないか心配しています。 不登校で困るのは、学力の低下というよりは、その子にあった育ちのサポートがなくなることです。 本人の心のエネルギーや不登校要素の推定をせずに、教科学習だけを積み上げるのは違うと思います。 また、エネルギーもモチベーションもなく一人で勉強するのは苦痛ですし、やらせる親とさせられる子どもとの間で関係性が悪化する懸念もあります。 子どもの心を尊重して、この学校成績に組み入れるとうい形がうまく使われますように。 https://news.yahoo.co.jp/articles/2dd21132a19a8ccc27ae1924e42bace26d221fdd
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Kaori
元教職員
2023年3月31日
In ゆりいか広場
4月2日は「世界自閉症啓発デー」、4月2日から8日は「発達障害啓発週間」ということで、LITALICOさんが厳選した関連書籍10冊を無料公開されています。(無料公開は3月29日~4月10日) 「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に~」シリーズや「誤学習・未学習を防ぐ!~」など気になるタイトルがずらりと並んでいます。気になった方は次のリンクを押してご覧ください。 https://h-navi.jp/column/article/35029297?utm_source=h-navi_mail_magazine&utm_medium=email&utm_campaign=20230330_mail_magazine&utm_content=column_1 また、感想やおすすめがあればぜひコメントをお願いいたします。
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Kaori
元教職員
2023年2月02日
In ゆりいか広場
「高校」に求められているものは何ですか? 高卒の資格の有無で進路の選択の幅が大きく異なることはわかります。そうであれば、社会は何のために「18歳以上」ではなく「高卒者」を求めるのでしょうか。 不登校の対応を考えていくとき、今までもやもやっと考えていたこの質問について、幅広く皆さんのご意見をお伺いしようと勇気を出してアップしてみます。 今までは不登校の子どもの対応について、思春期までと思春期以降で分けて考えてきました。アプローチとしてはそれでいいと思うのですが、次のステップとしてもう一歩進んで「教育の専門家」としての学校の役割を考え始めています。そうすると、今度は義務教育段階とそれ以降では手立てが変わってくるように思ったのです。 それを整理しないと、高校教員にうまく伝えられないような気がして…。思いつくままで結構です。ぜひご意見をお聞かせください。
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Kaori
元教職員
2023年1月29日
In ゆりいか広場
昨日「不登校・登校拒否」の分科会でお話を聞いているうちに、新しいアイデアが湧いてきました。 昨日ホームスクールを実践されている方のお話をお伺いしたり、参加者の皆様が日々不登校の子どもに寄り添ってその育ちを意識される様子をお伺いしたりしているうちに、まだまだ学校教育の可能性を感じました。 「不登校・登校拒否」が問題なのではなく、学校から遠ざかっている子どもに必要な教育がコーディネートされていないことが問題なのではないかと感じました。子どもが育ち学ぶ場所は学校でなければならないとは思いません。けれど、学校は子どもにとって不必要な存在ではないと信じています。学校教職員の専門性は、子どもの発達年齢に応じた育ちを見守り見届けることにあるのではないでしょうか。そうであるとするならば、学校は子どもがどこでどのような育ちをして、その子に必要な学びがどこで得られそうかということを保護者と確認していくという役割を担えるはずです。それが、フリースクールでもおうちでもそれ以外の居場所でも構いません。けれど、その子どもの育ちを見守り必要なガイドをするという形があるはずです。 みなさんはどのように思われますか。
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Kaori
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